ODYSSEY X

「ODYSSEY X」は、Lian Li社初の倒立構造にも対応した3つの通りのモードをもつ極めてユニークなケースです。
ユーザーの好みに合わせて、「DYNAMICモード」「DYNAMIC-R(ROTATE)モード」「PERFORMANCEモード」の3通りのスタイルがあります。
「DYNAMICモード」は、スタンダードなモードでありユーザーの慣れ親しんだ構造でシステムの構築が可能です。
「DYNAMIC-R(ROTATE)モード」は、「DYNAMIC-R(ROTATE)モード」から、マザーボードベースを90度回転させたモードです。
マザーボードを倒立構造にすることにより、下から上へのエアフローを作り効率の良い冷却効果をもたらします。
「PERFORMANCEモード」は「DYNAMICモード」から、ケースを90度回転させたモードです。
専用金具を付け、サイドパネルを取り付けるとサイドパネルが「く」の字のように折れ、
パネル中央部分が開き豊富なエアフローを取り入れられるようになります。
また、フロント部分はエンド・スタッガード(長孔千鳥)状態の穴により最大級のエアフローが得られます。
「ODYSSEY X」は、3つのモードをもつLian Li社の非常に野心的な製品であり同社の細部にこだわったギミックは、
ユーザーによる妥協のない造り込みに堪えうる他の製品とは一線を画すケースと言えるでしょう。

■製品特徴

・サンドブラストアルマイト加工を施した高級感のある外観
・選べる2つの外観と3つの構成
・オープンエア設計
・簡単なケーブルマネージメント機構
・SSI-EEB/E-ATX/ATX/Micro ATX/Mini ITX規格に対応
・ウォーターポンプ用マウントブラケットが付属
・カラーバリエーションはブラック/シルバーの2種

■選べる2つの外観と3つの構成

DYNAMICモード
・開封後外側のパーツを組み立てるだけで、DYNAMICモードになります。
・360mmラジエーターを2台まで搭載可能

DYNAMIC-R(ROTATE)モード
・マザーボードトレイを90度回転させることで、GPUの冷却効果を高める倒立構造にできます。
・マザーボードのI/Oポートに上部からアクセス可能
・480mmと280mmラジエーターの組み合わせ、または、360mmと360mmラジエーターの組み合わせに対応

PERFORMANCEモード
ケースを90°度回転させることで、遮るものがないエアフローを実現し、最適なサーマルコントロールを実現
・480mmと280mmラジエーターの組み合わせ、または、360mmと360mmラジエーターの組み合わせに対応

■開閉できるフロントパネル

DynamicとDynamic-Rモードのフロントパネルにアルミウィングを異なる形で取り付けることで、
内部の部品を見せたり隠したりする2つのオプションスタイルを実現しています。
また、フロントパネルはサンドブラストとアルマイト処理が施され、
プレミアムなアルミニウムを堪能できます。

■オープンエア設計

ODYSSEY Xのデザインコンセプトは、システムがサーマルスロットリングなしで最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、オープンエアフローケースとして構成されています。厚さ4mmの着色された強化ガラスパネルからはライティング部品がよく見え、ガラスパネルの折り返し部分にある大きな隙間からは豊富なエアフローが得られます。

■最適化されたケーブル管理と十分なドライブ取り付けスペース

ケーブルの貫通穴をゴム製のグロメットで覆い、ベルクロストラップを備えた5つのケーブルチャンネルが存在するため、
「ODYSSEY X」でケーブル配線するのは簡単です。
さらに、ダイナミックモードのトップカバーはパフォーマンスモードではケーブルカバーに変換され、ビルドの外観を向上させます。
マザーボードトレイの後ろには、2.5インチSSDまたは3.5インチHDD用の3つの取り付けスペースがあります。

■取り外し可能なフロントI/Oモジュール

I/Oポートモジュールは、それぞれのモードで別の場所に移すことができ、ユーザーの好みの方向に向けることができます。