~ダウンサイジングという進化~
“form follows function-形式は機能に従う-“の原則に従い開発されているbe quiet!のPCケースは、ノイズ防止、冷却性能、優れた操作性を提供しています。
“SILENT BASE 600シリーズ”は、既存の”Silent Base 800シリーズ”をベースに、一部の構成を刷新。 一部機能をオミットしつつも、ユニークなエアーフロー制御と遮音機能はそのままに、コストをおさえたモデルとなりました。 また、モディファイ用途を考慮し、ウィンドウパネル付きも用意しております。
■製品概要 |
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■優れた冷却効率とエアーフローを維持しつつ、静音動作を実現した革新的な構造 |
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be quiet!は、ドイツのブランドであるがため、機能を最優先にしてデザインが起こされます。特に、ブランド名が関する静音性は最終的な目標であり、冷却効率を踏まえた上で製品クウォリティが決まります。 be quiet!”SILENT BASE 600シリーズ”では、フロントおよびボトムからの吸気、そしてリア/トップからの排気というエアーフローを想定しています。 標準ではフロントとリアのみのファン配置ですが、トップ/ボトムに追加ファンを装着することにより、be quiet!が想定するこの理想的なエアーフローに近づきます。 このエアーフローでは、フロント/ボトムから流入した空気が内部で交差することにより、リア/トップ方面へのエアーフローとなります。暖かい空気は上昇することを考慮した場合、この構造は実に効率的なエアーフローと言えます。 標準で装着されているファンは、同社が誇る静音ファンPure Wings 2となっており、フロントには140mm/900rpm、リアには120mm/1,200rpmのファンとなっております。 そのノイズレベルも17dBA前後という優れた静音性を持つ製品です。 さらに、ファンとケースシャーシはスペースが設けられており、気流-フィルター間で発生する乱気流によるノイズへの対策としています。 標準構成であっても、大口径140mmファンによるエアーインテーク、そして120mmファンによるエキゾーストにより効率的な内部エアーフローを構築しております。 |
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■容易なドライブインストレーションとドア開閉の調整 |
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昨今のトレンドにあわせて、各ドライブは簡単な着脱が考慮されております。 3.5インチドライブは容易な交換を可能とするため、ゴム製の専用レールを用いた着脱方法を採用。さらに、ドライブを固定させるために、3.5インチベイのロックが施せるようになっております。 2.5インチデバイスは、この3.5インチドライブ用ケージに1基、マザーボードトレイ背面へ2基の取り付けが可能です。 5インチベイはツールレス構造です。ベゼルを外せば、即座にドライブの取り付けが可能となっております。 また、5インチベイドライブには、3.5インチドライブケージを移植することができます。光学ドライブやリムーバブルケースを使用せず、長さのあるビデオカード(拡張カード)を複数枚搭載したいユーザーに配慮した構造となっております。 さらに、5インチベイに備わっている開閉式のドアパネルは、右開き、左開きのどちらにも対応しており、必要な開閉方向への調節が可能です。そのため、外観の見た目を損なうことなく、そしてユーザーの利便性にあわせることが可能な設計になっています。 |
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■容易なアクセスが可能なエアーフィルター |
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フロント、サイド、ボトムに配置しているエアーフィルターには、引き出し式となっており、容易にアクセスが可能です。 サイドパネルのフィルターは、ベント部のサイドカバーベゼルを取りはずせば、フィルターが取り出せます。(スタンダードモデルのみ) これにより、ユーザーは最小限の洗浄で、ホコリの蓄積を最大限に防ぐことが可能となります。 |
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■専門的なマネージメントが可能な適応力の高いケーブルソリューション |
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“SILENT BASE 600シリーズ”のマザーボードトレイにはシリコンゴム性のグロメットが取り付けられております。 計3カ所に配置されたグロメットは大きくレイアウトされており、また、柔軟性も持ち合わせているため、ケーブルの固定だけではなく振動によるノイズも吸収されております。 これにより、ユーザーは機能的で、見栄えが良く、自己のこだわりを反映させたケーブルマネージメントが可能となります。 さらに、モディファイでは馴染みのあるスリーブ化ケーブルを用いれば、美しい工業製品となることは間違いありません。 |
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■水冷ラジエーターやハイエンドパーツを想定した十分なスペース |
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“SILENT BASE 600シリーズ”は水冷ラジエーターにも正式に対応しておます 。一般的なリア/トップへの装着だけではなく、フロント側にも取り付けることが可能です。 フロントには120/140mmラジエーター製品が、リアには120mm製品、トップには240mm/280mm製品(スリムタイプのみ)が装着可能です。そのため、CPU用、GPU用と切り分けた簡易水冷キットの搭載なども可能となります。 =制約事項= |
※対応表は、全ての製品で動作確認を取ったものではございません。一部の規格外品においてはこの対応表の限りではないこと、予めご理解ください。 |
■高い冷却性を求めサイドパネルにレイアウトされた調節可能なベント構造 |
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“SILENT BASE 600″のサイドパネルには、冷却性を重視したベント構造が施されております。 追加の120mmファンを装着することが可能となっており、吸気または排気の役割を持たせることが可能です。 特に、ハイエンドビデオカードなどの発熱量の大きいカードを装着する場合には、外部からの空気を取り入れ、マザーボード全体の冷却に活用するのがオススメです。 |
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■ポリカーボネート素材を採用したウィンドウパネル(ウィンドウパネルモデルのみ) |
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単純にウィンドウをあしらうことは簡単です。しかし、それがbe quiet!が目指す静音性に通じるか否かは別問題です。 “SILENT BASE 800 Window”で評価を得たポリカーボネート素材のウィンドウパネルを”SILENT BASE 600 Window”でも採用いたしました。 通常のアクリル樹脂とは異なり、透明性・衝撃耐性・耐熱性・耐燃性に高い物性を示すポリカーボネート素材。 be quiet!ではポリカーボネイトの透明性と衝撃耐性に着目し、他社とは異なるウィンドウパネルとしております。 さらに、このポリカーボネートウィンドウは二層構造としており、衝撃耐性を高めるとともに、ケース内部から発生する騒音に対しても優れた遮音性を提供するようデザインされております。 |
■補足事項:3.5″HDDケージの5.25″ベイへの移設方法 |
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SILENT BASE 600に搭載されている3.5″HDDケージは5.25″ベイに移設が可能です。下記手順にて移設してください。
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